「空中楼閣を盗め!」

いま何といった?

Csttle in the Air

  • Title: Castle in the Air
  • 発行年: 1980年
  • 邦題: 「空中楼閣を盗め!」
  • 発行年: 1983年
  • 翻訳: 井上一夫
  • 出版社: 早川書房 (ハヤカワ文庫)

STORY

世紀の大泥棒ユースタスは南米イエローバドーロ国からパリに持ち出された現金、宝石、株券を革命の女闘志リーダと共に奪おうと考える。財産はパリの博覧会に展示する城の資材に隠されて運ばれtきたのだった。
たくさんの資材の中から財産を見つけるため、ユースタスはイギリス、フランス、ドイツ、イタリア各国から国を代表する3人組の泥棒を集め強奪と宝捜しを行うように手配したのだった。
しかし連中は自国語しか使えないためコミュニケーションに支障をきたすし、そもそも誰も信用していないのだった。
かくして裏切りまた裏切りの珍騒動が始まる。果たして最後に笑うのは誰なのか?

ABOUT

パリを舞台に欧州各国の泥棒団が争うというスラップスティック作品です。ドタバタ喜劇度はウエストレイク作品の中でも最も高いものの一つです。
読んだ後には爽快感意外何も残りませんが、笑えることは確実で楽しい作品です。特にイタリアのボス女ローサのキャラが私は気に入ってます。ローサに限らず登場人物各国の特徴をそれっぽく表現しているところにウエストレイクの才能を感じます。
オチもすごく洒落ています。しかしこの本、税務署に捧げられているのはなぜ?

入手状況

早川文庫 :
Amazon-J にて古本入手可能
原書 :
ハードカバー、ペーパーバッグいずれも古本Amazon-J にて入手可能
*2014年6月時点
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