「ホット・ロック」で一攫千金に懲りたドートマンダーは1回$10のケチな百科事典詐欺をしていた。
そこにケルプが登場、ケルプの甥で元FBIのビクターがすごいアイデアを持っているという。ターゲットはトレーラーで仮設営業中の銀行。その銀行を丸ごと盗んでしまうというのだ!
運転手にマーチ、錠前屋にハーマンX、さらにはドートマンダーの同居人メイとマーチのおふくろまで加わったずっこけ盗賊団は果たして銀行を盗んで無事大金をゲットできるのだろうか!
「この仕事でお前を責めるのは不公平だと思う」とドートマンダー
「だが、おれは責める」
「ホット・ロック」で一攫千金に懲りたドートマンダーは1回$10のケチな百科事典詐欺をしていた。
そこにケルプが登場、ケルプの甥で元FBIのビクターがすごいアイデアを持っているという。ターゲットはトレーラーで仮設営業中の銀行。その銀行を丸ごと盗んでしまうというのだ!
運転手にマーチ、錠前屋にハーマンX、さらにはドートマンダーの同居人メイとマーチのおふくろまで加わったずっこけ盗賊団は果たして銀行を盗んで無事大金をゲットできるのだろうか!
「ホット・ロック」に比べてスラップスティック度が大幅にアップした第2作目です。
会話も格段に面白くなってきました。メイとマーチのお袋、犯罪おたくのビクターと3人の素人を加えてたドートマンダー商会、プロ3人組の職人芸のすごさもさりげなく強調されておりなかなか格好良いです。
対する警備員チームはその後シリーズで何度もドートマンダー一味にこてんぱんにされるジョー・マリガン等が在籍するコンチネンタル探偵社が登場、輪をかけて間抜けな警察と共に笑わせてくれます。ドートマンダー・シリーズではもっとも牧歌的なムードが全編漂っています。
シリーズの方向性を決めた1作。ハーマンXの存在が時代を感じさせます。
「ホット・ロック」に続き、映画化されているそうです。